18歳になると変わること

契約、マルチ、連帯保証について知ろう

9)マルチ商法とは

マルチ商法とは、何も知らない学生などをあやしいもうけ話に誘い込み、まずは多額のお金を払わせ、次に知り合いを紹介すればお金がもらえるとけしかけて、友人や知人、後輩などを勧誘させるものです。

紹介料を目当てに、誘われた人が次は誘う側になって組織(ネットワーク)を広げていくのがマルチ商法の特徴です。

あやしいもうけ話には、買って売れば確実にもうかる商品の話や投資すれば絶対にもうかる海外事業の話、参加すれば誰でも金持ちになれるセミナーの話などがあります。

商品の場合は健康食品や化粧品など実際の価格や効果がわからないものが多く、売れ残るリスクが非常に高いです。

投資の場合は投資先の会社や事業の実態が不明で、本当に投資しているのかどうかもわかりません。

セミナーの場合は支払った金額に見合うような知識や情報は教えてもらえず、会員を増やすための方法や勧誘のしかたが話の中心になります。

ピラミッド型の組織の上位にいる者だけが下から吸い上げたお金でリッチになれる仕組みになっており、人の数に限りがある以上、いずれ必ず破綻することになります。

あなたが誘われるころには、借金やクレジットの支払いだけが残ることになりますので、絶対にマルチに手を出してはいけません。

[メモ]
「お金がない」は通用しません。
あなたにお金がないことは相手もわかっていますので、必ず借金かクレジットをすすめてきます。消費者金融や学生ローンなどでお金を借りて払うか、クレジットカードや個別クレジットを利用して払わされることになります。