18歳になると変わること

契約、マルチ、連帯保証について知ろう

3)連帯保証は借金よりもつらい

借金の連帯保証人になると、実際にお金を借りて使った人と全く同じ義務を負うことになります。
借りたお金を見てもいないのに、利息を払ったり借金を返したりする義務だけは全く同じに負うのです。

したがって、借りた本人に何かあれば、お金を貸した人は無条件で連帯保証人にすべての支払いを求めることができます。
まず本人、次に連帯保証人などという順序はありません。
貸した側からすれば、「連帯保証人に貸した」のと同じことなのです。

よく考えてみてください。
借りた本人は、実際にお金を手にし、使っています。
連帯保証人は、借りたお金を1円も使っていません。

それなのに何かあったときは、自分の全財産を処分してでも、残りの借金を返し、利息や遅延損害金まで払わなければならないのです。
こんなバカらしい話はないと思いませんか。

連帯保証は借金よりもつらいのです。

[メモ]
支払いが遅れたことへの損害賠償として相手に支払うお金のことを遅延損害金といいます。